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第14章: "彼に抱かれて…"

どのくらい眠ったのだろうか…あゆみが目を開けると横には澤田が眠っていた。 あゆみは…2人で果てた後…澤田の腕枕で…澤田に抱きしめられながら…眠っ てしまったのだ。まだ、外は夜…そうは時間が経っていない。あゆみが目を覚 ましたのに気がついて澤田も目を開けて…彼女を見つめた。 「ありがとう…あゆみ」 澤田は優しく彼女の耳元で囁いた… 「暁さん…私も、幸せ…あゆみ、暁さんのものになれたのね…」 そう言葉を交わすと…また、何か自分の安住の地を求めるかのように…あゆみ は、目を閉じて深い、安堵の眠りにはいっていった。男性の太い腕に包まれ… 分厚い胸に甘えて眠る…彼女はもしかしたら、昔からそんな事を夢見ていたの かもしれない…今の彼女にとって、生涯で初めての、一番幸せな眠りについた のかもしれなかった。 彼女の穏やかな寝顔を見ながら…澤田も静かに眠りについた… そして…朝が来た…窓から朝日が差し込み、その光が、恋人達に最高の朝のメ ッセージを送っていた。 2人はほぼ同時に目を覚ました… 「おはよう、あゆみ…」 「おはようございます…暁さん…」 2人は自然に朝の目覚めの、軽いキスを交わした。澤田は着替えもあるのでい ったん部屋に戻り、後で1階のロビーで待ち合わせる事にした。 あゆみは、熱いシャワーを浴びた。彼女のアナルにはまだ昨夜の出来事の感触 がしっかりと残っていた…そんな事を思い出しては、一人で赤くなったり…含 み笑いを浮べるあゆみがそこにいたのである。 一度化粧を落とし…今日の為に、新しい"水島あゆみ"に生まれ変わる為に…変 身を始めた。 "今日は土曜日…あと、今日と明日、2日、いや実質は今日1日しか無いのね… 暁さんとの別れ…本当にできるのかしら…今の、私には出来ないかも…" そう、あゆみが静岡に戻るまであと2日しか残っていなかった。又、澤田も翌 日の月曜日にはニューヨークに向けて旅立たなければならない。 "やめましょう…そんな先の事考えたって…とにかくこの、今の時間を楽しく、 暁さんと過ごす事を考えないと…" あゆみは気持ちを切り替えて鏡に向った… 1時間後…あゆみは、澤田の待つ1階へと、一段とあでやかな"水島あゆみ"に変 身して向ったのであった。


TRANSE NOVEL 運命のウィークエンド(作:光の国の王子)
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