第11章：　"激しい愛撫"


レストランを出た2人はホテルに戻った。澤田はあゆみに言った…
「夜景の綺麗な、あゆみの部屋で飲まないか？…・一緒にいたいんだ…・」
「私も…・」
ほどなくしてルームサービスでワインが届けられた。今の2人には余計な会話
はいらなかった。2人でソファに座り、夜景を見ながらワイングラスを傾ける。
2人で見つめあっては、何が楽しいのか笑顔をお互い浮かべては…また夜景を
見つめる。どのくらいの時間が経ったのか…いや、今の2人にはそんな事は関
係無かった。どちらからともなく…・ごく自然に2人の唇が重なりあった。
澤田の舌があゆみの口の中に、彼女の舌を求めて入っていく…あゆみは待ちか
ねたように舌をからめる。澤田の舌が出ていくとそれを追うようにあゆみの舌
が…追いかける。
"ああ、もうキスだけでこんなに感じてしまう…・"
彼女はもうキスだけで濡れてしまっていた…それほど、澤田との行為全てがあ
ゆみを感じさせるものであった。
澤田はあゆみの耳元で優しく囁いた…
「あゆみ、ブラウスとスカートを脱いで…そこに…窓の前に立って、僕に、あ
ゆみの綺麗な体を見せてほしい…」
"えっ…そんな･･･でも、もうあゆみは暁さんのもの…暁さんのお願いだったら"
「はい…」
あゆみは何のためらいも無く…ブラウスを脱ぎ…ミニのスカートを下ろすと…
窓を背にして澤田の前に立った。窓の外のまぶしいぐらいの夜景の明かりが、
あゆみの、美しい体のシルエットを浮き立たせ…そう、まるでイル―ジョンの
世界を見ているかのように、澤田の瞳というスクリーンに…あゆみの体を映し
出したのである。
「あゆみ…綺麗だ…本当に…綺麗だ」
「恥かしい、暁さん…そんな見ないで…」
立っているあゆみの手を握り自分のところに引き寄せると、澤田は彼女の首…
肩…脇…腕…背中…敏感な個所に優しく…それでいて激しい唇と舌での愛撫を
続けたのである。
「ああ…ぁぁあああ…暁さん…」
澤田のキスだけであんなに感じてしまうあゆみにとって…その唇と舌での全身
への愛撫に感じない訳は無かった。彼女の口から大きな嗚咽が漏れるのは時間
の問題だった…
「あああああ…い、ぃぃいい・・あっ…」

澤田は、ブラを上にずらし…・乳首を唇で、舌で、そして歯で愛撫した。
「はあぁああああ…」
あゆみの乳首がはっきりと勃起しているのがわかった…
"ピンクで…可愛いあゆみの乳首…こんなに勃起して…・"
澤田はさらに舌での攻撃を続けた…
「い、いいぃぃ…あああ…・・あ、暁さん…・」
"ああ…もう、信じられない…あゆみ、すごく、すごく感じている…暁さんの舌
が触れるたびに電気が走って…すごいの…"
澤田の右手があゆみの膝あたりから徐々に太ももの方に上がってきて…優しく
撫で上げる…そして、彼女の大切な部分に、手が…
しかし今日のあゆみはもう拒否反応は示さなかった…
「あぅ・・あっ…あああ…」
澤田の手がまずパンストを越えて…パンティの上に滑り込み、パンティ越しに、
あゆみのペニスを丁寧に愛撫し始めた…
「はぁ…あっ…あっ…あ…」
あゆみの息遣いが荒くなりはじめた…
小さいパンティの中に狭しと押し込められているあゆみのペニス…・それを焦
らすかのように澤田はあえて外には出さずに…パンティの中に押しこめて愛撫
を続けた…・
その歯がゆさが、かえってあゆみを…より感じさせていたのである…
「あっ…あっ・・ぁぁあああ…」
ようやく…澤田の手がパンティの上から…中に滑り込んだ…
熱く勃起しているあゆみのペニスを捕らえると、優しく指での愛撫を続けた…
「はっ・・はっ・・あぁぁああ…」
"ああ、昨日より…もっと感じてる…暁さんの指が別な生き物のようにあゆみ自
身にからみついてきて…ぁぁああ、すごいわ…"
澤田の激しい愛撫の前にもう自分の全てを曝け出して、嗚咽、歓喜の声でその
行為に応えようとするあゆみだった…・

TRANSE NOVEL 運命のウィークエンド（作：光の国の王子）
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