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第2章 買い物

翌日、姉に連れられ池袋のデパートに出掛けました。朝、起きた時から僕の胸 はドキドキしているのです。まさか、このような展開になるとは思ってもいま せんでした。姉は昔から弟より妹が欲しかったらしく、僕を見ては女装させる ことを想像していたらしいのです。 姉に言わせると食事の準備を僕にさせたりするのも、この日の為の下準備だと 言うのですが、こればかりは後からとって付けたように思います。 女性の下着売り場は3階にありました。下着姿のマネキンがあちらこちらに配 置されており僕は目のやり場に困ってしましました。もし、姉が側に居なかっ たら僕はこの階に踏み入れることさえ出来なかったと思います。この時ばかり は姉の存在が頼もしく思ったものです。 「めぐみ、こっちよ」 姉は通路で目のやり場に困っていた僕を呼び寄せるのです。 「うん?」 「どれがいいの?自分で決めなさいよ」 「どれでもいいよ」 「駄目よ、ちゃんと選ばないと」 「そう言われてもわからないよ」 「ここまで来たんだからまとめて買ってしまいましょ」 「まとめて?」 「そうよ、毎日するのに最低7つは買っておかないと駄目だもの」 「それは姉貴が一週間に一度しか洗濯しないからだろ」 「あっ、姉に逆らうのね?」 そう言うと姉は店員さんを呼んだのです。 「いらっしゃいませ」 「この娘のブラを捜しているんですげど」 僕は穴があったら入りたい気分でした。 「どのようなものをご希望でしょうか?」 店員さんは僕に向かって尋ねて来たのです。 「・・・・・」 「こちらの、サイドアップブラはどうですか?」 白とベージュと薄いピンクのものがサイズ別に奇麗に折りたたんで並んでいま す。 「白は汚れが目立つからピンクかベージュが良いんじゃない?」 姉が横から口を挟んだのです。僕は心臓が飛び出る思いをしていました。 「サイズはおわかりですか?」 「いえ」 「それでは、ちょっと失礼しますね」 そう言うと僕の胸回りを計りだしたのです。 「アンダーが72cmですね。トップは75cmですか、アンダーで合わせると ちょっとキツイかも知れませんがA70でよろしいかと」 「はぁ」 「試着されますか?」 「えっ?結構です」 「駄目よ、サイズが合わなかったらどうするの?ちゃんと試着しなさい」 「・・・・・・・」 「では、こちらにどうぞ」 カーテンで仕切られた試着室で僕は来ていたTシャツを脱ぐと渡されたピンク のブラジャーを着けまたのです。 「どう?」 姉がカーテンから首を覗かせて尋ねました。 「うん、いいと思うよ」 「なに言ってるのストラップも調整してみてよ」 「えっ?これ?」 僕が戸惑っていると、姉が手を入れてきて調整しだしたのです。 「世話が焼けるわね。笑」 僕にいろいろなポーズを取らせ、その都度、指で閉まり具わいを確認するので す。 「まっ、ここがブカブカなのは仕方ないわね」 そう言いながら、胸の谷間(無いですが)に手を入れたのです。結局、シーエ ムタイムのブラを色違いで二つ購入することにしました。 「あと、ロングブラかスリーインワンはありますか?」 これでここから逃げ出せると思ったのは甘かったようです、姉は店員さんに他 の物の所在を尋ねているではないですか。 「はい、こちらでございます」 店員さんはウエストまでつながった長いブラを手に僕に確認します。姉に言わ せると、これはウエストまでを整えるので女性としてのラインが作れるのだそ うで、デザイン性にすぐれたものも多くビュスチェとしても使えるようです。 この頃になると僕はもうどうにでもなれって感じで姉に連れられて歩き回りま した。結局、ショーツもこの調子で買い物をし、たっぷり2時間は女性の下着 売り場に居たと思います。 ここに来る時は買うと思ってもいなかったストッキングや化粧品まで買い揃え たのです。姉は僕を完全に妹にしようとしているようです。 「お金も無いから洋服は当分、私ので我慢してね」 「洋服?」 「めぐみは身長も私と変わらないから着れると思うの」 「洋服は自分のでいいよ・・・」 「なんで?2年間でめぐみを変えてあげるわよ。笑」 「僕は勉強しに東京に来たんだよ」 「あの大学で?嘘を言いなさい。遊ぼうと思ってるくせに」 「あの大学の申込をしたのは姉貴だろ?」 「そうよ、95%は女だから、笑。女を勉強するには最高の環境よ」 「95%?」 姉のすることだから女子大じゃないだけ良かったのかも知れない。 「そう、お化粧やファション、料理の話しだったら沢山出来るわよ」 「・・・・」 僕が無言の抵抗を試みると、それを察知したのか姉は最後の切り札を出して来 ました。 「うん?昨日の事を田舎の両親に話してもいいのかなぁ?」 「えっ?それってもしかして、脅迫?」 「とんでもない、私はめぐみの希望をかなえてあげているのよ」 「・・・・・・・」 姉は僕の願望を僕以上に把握しているかのようでした。
その日の夜、夕食の片づけを終えてお風呂に入りデパートでの出来事を思い出 していました。姉にはとても恥ずかしい思いをさせられましたが過ぎてみると たいした事はなかったような気がします。盗みをしわけでもなく自分用の女性 物の下着を手に入れたのですから。姉が言ったように以前から女装への憧れが 少しあったように思われるのです。買ってきた下着を思い浮かべているうちに 僕はペニスを大きくしてしまったのです。 しばらくして、お風呂から上がりバスタオルて体を拭くと用意しておいた換え のパンツを見て唖然としました。そこには今日買ってきたばかりのフリルが付 いた女性物の下着があったのです。 「姉貴!下着を摩り替えただろう!」 僕はバスタオルを腰に巻、自分の部屋へと走って行きました。整理ダンスを開 けると僕の下着を入れておいた場所にはも買って来たばかりのパンティーやブ ラジーが奇麗に並べられていたのです。 「どうしたの?めぐみ、そんな恰好で」 「僕のパンツを何処にやった?」 「今、生ゴミと一緒に燃えるゴミの所に捨てて来たわよ。なんで?」 「どうするんだよ、今日、穿くものがないじゃないか」 「えっ?脱衣所に用意しておいたでしょ?」 姉はフリルの付いショーツの事を言っているのでした。 「もしかして、全部捨てたの?」 「えぇ、必要ないでしょ?。昨日、約束したわよね」 「・・・・」 反論出来ない僕を見ると姉はニコニコしながら 「早くしてよね。次は私がお風呂に入るんだら」 僕は仕方なく代りに用意してあった女性物の下着を身に着けたのでした。 「めぐみ、可愛いわよ」 姉がお風呂から上がると、今日、買ったばかりの紙袋を持って僕の側に来たの です。 「めぐみ、教えてあげるから、ドレッサーの前に座って」 テレビを見ていた僕は 「なに?」 と言いながらも言われた通りに鏡の前にすわりました。普段から姉には頭が上 がらない方なのですが、女性の下着を着けている僕は普段にも増して従順にな ってしまいます。 「使い方を教えてあげるわよ」 姉は買ってきた化粧品を並べだしたのです。 「これがクリーム、皮膚の保護作用,保湿作用,エモリエント作用があるの」 「めぐみのは弱油性クリームのこれね」 「そしてこれが乳液、エモリエントローション,モイスチュアローション,ナ リシングローション,マッサージローション,クレンジングローション」 「これは化粧水 、皮膚を引き締め,pHを整え,水分を付与するのよ」 「そしてこれは美容液、肌の潤い,しみやしわの軽減などの効果があって,ク リームや乳液の効果を補うのよ」 「っで、最後がパックよ。皮膚を被膜である時間覆い,水分を補給して,有効 成分の効果を増進させ,皮下からの水分の蒸発を抑え,肌を柔軟にする効果が あるものなの、最近では強めの接着作用をもつパックをTゾーンに用いて、汚 れや角栓の除去を行う商品もあるのよ」 「・・・・・」 「聞いてる?」 「今は若いから気にならないと思うけど、若いうちからやっておかないと後で 後悔することになるわよ」 「それで、僕もこれを使うの?」 「なんの為に説明してると思ってるのよ。めぐみも一緒にするのよ」 「・・・・・もう一度、説明してくれる?」 「あのねー。頭悪い?めぐみは・・」 「成績は姉貴より良いと思うけど」 「そんなもの何にも役に立たないのよ女性週刊誌でも買って勉強しなさい」 「大学で友達に馬鹿にされちゃうわよ、笑」


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